岳人
- 子供の頃から私は”何かと何かの間”というあいまいなモノやコトが好きだった。
- 例えば・・・
- 夕暮れ時の紫がかった空の色。
- 朝焼けの紅い光。
- 町と町の境界線(線なんてひいてありゃしないのだ)。
- 夏よりは春や秋。
- 3月の陽射しと、肌寒いくらいの風。
- 日常と非日常。
- 生物と非生物。
- 生と死。
- きっぱりと分けられるものよりは、何か分けられないもの。
- 好むと好まざるとに関わらず現実では、何かを諦め、けじめをつけ、ケリをつけ、割り切って生きているのだが。
徳本峠から穂高を望む。
この日はすばらしい天気で、ウェストンの通った道と逆に上高地から島々まで(13kmくらいだったと思うが)歩いた。
真夏であったが、人も少なく本当に気持ちのよい一日だった。