信仰の山
- 今週は高地トレーニングを兼ねて久しぶりに石川県の山へ登ってきました.
- とりあえず気圧に体を慣らすために,900mくらいのところから一気に1700m付近まで登りつめて砂防ダムのところでクライミングの練習とジョギング.
- 帰ってきたらやっぱり少し頭が痛い.
- 耳もちょっと気圧調整がうまくいってないみたいで若干不快感が残るが,気持ちのよい汗を流してきた.
- ここは本来の登山道ではないのでこの林道を登る人はほとんどいない.
- いざとなればガレを登りつめればいきなり主峰に到達できるらいしいのだが,かなりキビシイルートになるはずだ.
- とりあえず,午前中トレーニングして,帰りがてらPlatycerusを少し摘もうかと思っていたが,降りてくると,同業者が4名登ってきた.
- あちゃ,先に採られてしまったか.
- 話をしていると石川の昆虫館の人とあとは三重県から来られた方たちであった.
- なんだか私の正体がバレているようでした(ははは).
- こっちが知らないのに知られているというのはちと恥ずかしいものです.
- タイミングとしてはやや早いくらいで,まだ芽吹いていないブナも多数あったが,下のほうはもう終わりという感じであった.
- この林道は非常に歩きやすいし,子供連れでも問題ない.
- ただし,アプローチが長い(砂防ダムまで登ると標高差800m, 距離5kmくらいか?).
- 午後から少しガスって風も出てきたので早々に引き上げた.
- 結果は,Platycerus ♂60♀23.
- 午前中にまじめに採集していれば100は有に超えただろう.
- ここの個体は福井の個体よりはくすんだ緑が強いように思われる.
- サイズもバラバラであるが,標高1000m以下から1500mくらいまでずっと採れるので,タイミングを多少はずしてもどこかで採れるだろう.
- カーブを曲がって,新緑が眩しいブナに混じってダケカンバの白い樹肌が見えると同時に,すばらしいパノラマが目前に広がった.
- これだから山に行くのはやめられない.