雲南旅情(其之七)〜食事情昆明編(1)

  • 中国・雲南省の食事というとどんなイメージを持っているだろうか?
  • なんとなく形式的には日本で食べる中華料理と似ているような気もするが実際にはかなりかけ離れていると思ったほうがいい。
  • 北は小麦文化、南は米文化なので同じ中国国内でも食文化は大きく異なる。
  • その土地特有の食材というものがあって雲南省以外ではなかなかお目にかかれないというのだが、他の省ではご飯を食べたことがないので分からない。
  • しかし、昆明のような大都市では日本食レストランも韓国料理のレストランもある(入ったことはないが)。
  • 探せばイタリアンやフレンチもあるかも知れない(見たことはないが)。
  • ケンタッキーフライドチキンは昔からあるし、最近ではマクドナルドやピザハットもある。
  • では、昆明の一般的な(変な言い回しであるが)レストランでの食事をちょっとだけ紹介したいと思う。
  • 後に山村部での食事を紹介するが、その比較をしてみると面白いだろう。
  • 昆明市内のレストランの場合は、たいてい丸テーブルの中央にはガラス製のターンテーブルがあり、料理はこの上に置かれてゆく。
  • 注文は自分でしたことがないので良く分からないが、昆明ならばメニューを見ただけで何が出てくるか普通の人にはわかるようだ。

  • 箸を立てに置くことは日本ではまずないだろうが、中国では一般的である。
  • お茶は茶葉が入っているので蓋をして隙間から茶葉を飲み込まないようにして隙間から呑む。
  • これができるようになるには少し練習が必要かも。

  • 店の名前の入ったティッシュケースは高級店の証。今回コレクションしてみました。
  • 箸・お茶碗・小鉢・小皿・ナプキン(高級レストランのみ)・ティッシュペーパーが各人の席に置かれている。
  • 席につくと、タバコを吸う人はまず一服。
  • 日本では考えられないことであるが、店内で平気でスパスパ吸っている。
  • 中には水煙管(どんな食堂にも置いてある)を使う人も居る。
  • 席につくと、まずお茶が出てくる。
  • 朝の場合には、豆乳(あったかい)が出てくることもある。
  • 中国の人は基本的にお茶(グリーンティ)が大好きで、マイボトルを持って歩く人はそこに注いでもらう。
  • そうでない場合は、お茶碗にお茶が注がれる。
  • お茶といっても、ものすごい種類のお茶がありレストラン独自に種類を決めているのではなかろうか。
  • 高級な店ほどお茶にお金を掛けているようだ。
  • 日本ではよく知られているプーアルや烏龍のような特殊なお茶はレストランでは滅多に出てこない。
  • 冷たいお茶や水が出てくることがあるが、新しいかどうか怪しいので出されても呑まないほうが無難だろう。
  • 火を通していない水ほど危険なものはない。

  • 昆明トラディッショナルなお茶の入れ方。
  • 昆明のトラディッショナルレストランの場合、長い柄のついた如雨露のような道具でもってお茶を入れるワザがある。
  • ほとんどショーのように見入ってしまうのであるが、人の肩越しにお茶を注いでいくのであるが、これにはビックリだ・・・こぼしたり客に掛けてしまったりしないのだろうか?